イエメンの大統領
 イエメン共和国大統領指導評議会議長 رئيس اليمن | |
|---|---|
 大統領旗 | |
| 所属機関 | 大統領指導評議会 |
| 任期 | 7年 |
| 初代就任 | アリー・アブドッラー・サーレハ |
| 創設 | 1990年5月22日 |
| 職務代行者 | 大統領指導評議会副議長 |
| 俸給 | 月額 280,000 YER（2011年）[1] |
| ウェブサイト | presidentalalimi |
| |
イエメンの大統領（イエメンのだいとうりょう、アラビア語: رئيس اليمن）は、イエメン共和国の元首（大統領）である。
2015年1月22日に第2代大統領のアブド・ラッボ・マンスール・ハーディーがいったん辞意を表明したが辞任に必要な議会承認を得られず、2月21日には辞意を撤回。一方で反政府勢力フーシのムハンマド・アリ・アル・フーシが革命評議会議長への就任を宣言し、以降も対立政府として存続しており、正統政府を巡って内戦が続いた[2]。2022年4月7日にハーディーが自らの権限を大統領指導評議会に移譲した[3]。
概要
1990年に成立したイエメン共和国憲法に基づいて設置。当初の名称は「大統領評議会議長（だいとうりょうひょうぎかいぎちょう）」。1994年からは大統領評議会を廃止して正式に大統領職を設置。
選出
1990年、1994年における大統領選出は下院（人民代表院）による間接選挙であった。
1999年から国民の直接投票による選出制となっている。任期は7年間。ただし2012年2月21日に行われた選挙で選出された大統領は、2年間の任期と定められている[4]。
大統領の一覧
| |||||||||
| 大統領評議会議長 (1990-1994) | |||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 代 | 議長 | 所属政党 | 期 | 在任期間 | 備考 | 副議長 | |||
| 001 | アリー・アブドッラー・サーレハ علي عبدالله صالح Ali Abdullah Saleh |  |  国民全体会議（GPC） | － | 1990年5月22日 - 1994年10月1日 | 7000400000000000000♠4年 + 132日 | アリー・サーレム・アル・ビード Ali Salem al Beidh | ||
| （不在）（1994年5月以降） | |||||||||
| 大統領 (1994-2016) | |||||||||
| 代 | 大統領 | 所属政党 | 期 | 在任期間 | 備考 | 副大統領 | |||
| 0(1) | アリー・アブドッラー・サーレハ علي عبدالله صالح Ali Abdullah Saleh | | 国民全体会議 （GPC） | － | 1994年10月1日 - 1999年9月23日 | 7001160000000000000♠16年 + 246日 | アブド・ラッボ・マンスール・ハーディー Abd Rabbuh Mansur Hadi | ||
| 1 | 1999年9月23日 - 2006年9月20日 | ||||||||
| 2 | 2006年9月20日 - 2011年6月4日 | 職務停止 [注 1] | |||||||
| 00－ | アブド・ラッボ・マンスール・ハーディー عبد ربه منصور هادي Abd Rabbuh Mansur Hadi |  | 国民全体会議 （GPC） | 2011年6月4日 - 2011年9月23日 | 111日 | 大統領代行 （副大統領） | |||
| 0(1) | アリー・アブドッラー・サーレハ علي عبدالله صالح Ali Abdullah Saleh | | 国民全体会議 （GPC） | 2011年9月23日 - 2011年12月23日 | 157日 | ||||
| 2011年12月23日 - 2012年2月25日 | 名目上 [注 2] | ||||||||
| 00－ | アブド・ラッボ・マンスール・ハーディー عبد ربه منصور هادي Abd Rabbuh Mansur Hadi | | 国民全体会議 （GPC） | 2011年12月23日 - 2012年2月25日 | 64日 | 大統領代行 （副大統領） | |||
| 002 | 3 | 2012年2月25日 - 2022年4月7日 | 7001100000000000000♠10年 + 41日 | 大統領職廃止 [注 3] | （不在） | ||||
| ハーリド・バハーハ Khaled Mahfoudh Bahah （2015年4月13日以降） | |||||||||
| アリー・ムフシンアル＝アフマル Ali Mohsen al-Ahmar （2016年4月13日以降） | |||||||||
| 大統領指導評議会議長 (2022-現在) | |||||||||
| 代 | 議長 | 所属政党 | 期 | 在任期間 | 備考 | 副議長 | |||
| 003 | ラシャード・アル＝アリーミー رشاد العليمي Rashad al-Alimi |  | 国民全国会議 （GPC） | － | 2022年4月7日 - （現職） | 7000200000000000000♠2年 + 64日 | アイドルース・アッ＝ズバイディー Aidarus al-Zoubaidi | ||
| |||||||||
| 最高革命委員会委員長 (2015-2016) | |||||||||
| 代 | 委員長 | 所属政党 | 期 | 在任期間 | 備考 | 副委員長 | |||
| 001 | ムハンマド・アリ・アル＝フーシ محمد علي الحوثي Mohammed Ali al-Houthi |  |  フーシ | － | 2015年2月6日 - 2016年8月15日 | 7000100000000000000♠1年 + 191日 | 委員長職廃止 [注 4] | ナーイフ・アハマド・アル＝カーニス Naef Ahmed al-Qanis | |
| 最高政治評議会議長 (2016-現在) | |||||||||
| 代 | 議長 | 所属政党 | 期 | 在任期間 | 備考 | 副議長 | |||
| 001 | サーレハ・アリ・ッ＝サンマード صالح علي الصماد Saleh Ali al-Sammad |  | フーシ | － | 2016年8月15日 - 2018年4月19日 | 7000100000000000000♠1年 + 232日 | 在任中に死去 [注 5] | カーセム・ラボーザ Qassem Labozah | |
| 00－ | （欠員） | － | 2018年4月19日 - 2018年4月25日 | 6日 | |||||
| 002 | マフディー・アル＝マシャート مهدي المشاط Mahdi al-Mashat |  | フーシ | － | 2018年4月25日 - （現職） | 7000600000000000000♠6年 + 46日 | |||
大統領の年表
脚注
[脚注の使い方]
注釈
出典
- ^ برس, مأرب. “مأرب برس - راتب الرئيس ونائبة والوزراء بعد الإستراتيجية”. مأرب برس. 2023年11月26日閲覧。
- ^ “イエメン:大統領が辞意撤回 南北対立激化の恐れ”. 毎日新聞. (2015年2月22日). http://mainichi.jp/select/news/20150223k0000m030071000c.html 2015年3月7日閲覧。
- ^ “Yemen president hands powers to new leadership council”. Al Jazeera English. アルジャジーラ. (2022年4月7日). https://www.aljazeera.com/news/2022/4/7/yemen-president-transfers-powers-saudi-calls-for-houthis-talks 2022年4月7日閲覧。
- ^ “ハディ氏得票率99.8% イエメン暫定大統領に当選”. 朝日新聞. (2012年2月25日). オリジナルの2012年7月23日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/S3TA 2012年2月25日閲覧。
出典
- rulers.org - Yemen
関連項目
| |
|---|---|
| 東アジア | |
| 東南アジア | |
| 南アジア | |
| 中央アジア | |
| 西アジア | |
| 関連項目 |
|
| 各列内は五十音順。※ 1 現代日本の学説の大多数では、内閣または内閣総理大臣が元首とされている。日本の元首も参照。 ※ 2 ヨーロッパにも分類され得る。※ 3 一部はアフリカに含まれる。 | |
 | この項目は、政治家に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（P:政治学/PJ政治）。 |
- 表示
- 編集
